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釜石大観音建立
仲見世リノべーションプロジェクトの発足

釜石大観音建立・仲見世通りの賑わい

1970年に建立された釜石大観音。釜石市を象徴するスポットの一つであり、ランドマークとしても広く認知されています。釜石大観音を建立した石応寺が、山林だった土地を買い取って、門前町として仲見世通りを分譲し、昭和50年ころに現在のような商店街となりました。今現在はさびれた鉄骨や破れたテントに目がいってしまいますが、赤茶色の瓦屋根、土色の外壁、2回の格子窓のデザインが統一されており、通りの軸線上には、釜石大観音が見える軸線のデザインともなっています。

当時の仲見世通りは、観光客を迎えるために20を超える飲食店やお土産屋が軒を連ね、観光バスが何台も並んでいたこともありました。下記の写真は炎の祭典という釜石大観音のひとつの式典の当日の写真ですが、多くのお店が営業しており、軒先には多様なお土産が並び、たくさんの人達がこの仲見世に集っている様子がわかります。このことからも、賑わいの場所、そして釜石のシンボルとして広く浸透していたといえます。

賑わっていた時の仲見世

​仲見世リノベーションプロジェクトの発足

3 cups

Blueberries

3 cups

Flour

1 cup

Sugar

2 tsp.

Oil

1½ cups

Butter

グラフィックス22.png
​MAP

​釜石大観音

​鉄の歴史観

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 平成の初め1989年には釜石の主要産業だった製鉄の高炉の火が消えました。かつて岩手県内で、盛岡に次ぐ人口で栄えていた釜石の人口減少は加速。さらに、大観音参拝と大食堂利用のために乗りつけていた大型観光バスも徐々に少なくなり、2000年代初頭に大食堂がなくなってから、閉店する店舗が増え始めていきました。​2011年の東日本大震災もあいまって、仲見世通りの店舗は次々と閉店。2017年には営業稼働が0店舗の商店街となりました。​

 そのような状況の中で、仲見世通りの再興を目指した取り組みが少しずつ行われるようになりました。その一番のきっかけとなったことは、2015年に、釜石○○会議を通して、”仲見世リノベーションプロジェクト”が始まったことです。これまで、ハロウィンイベント、流しそうめんイベント、そして今では定期開催となっている「えんむすびマルシェ」などを行い、仲見世通りに再び多くの人が足を運ぶご縁をつくっています。

マルシェの様子

旧「マルダイ」シェアオフィス構想がスタート

​イベントだけでなく、実際の建物を活用した賑わい創出のきっかけをつくるために、仲見世リノベーションプロジェクトの代表である宮崎さんの会社、株式会社宮崎建築事務所により、お土産屋さんであった「マルダイ」をリノベーションし、シェアオフィスとして活用するプロジェクトが2017年に動き出し、2018年5月にオープン。このシェアオフィスでは、釜石市の起業型地域おこし協力隊を受け入れるなど、釜石で起業をしていく方の活動拠点にするとともに、これまで個人事業主の方や企業経営者、大学の先生、公務員の方も在籍し、新たなコミュニティ形成を促しています。

また、オフィスとしてのビジネスの利用だけでなく、落語会や本の紹介を行うビブリオバトルなどの場としての活用もされています。

coba_落語会

旧「​味奈登庵」プロジェクトがスタート

2018年、釜石ローカルベンチャーとして東谷さんと神脇さんが参加したことにより、仲見世でのリノベーションプロジェクトが加速。お蕎麦屋さんであった「味奈登庵」の1Fをカフェ、2Fをゲストハウスにするプロジェクトがスタートしました。同タイミングで、リノベーションまちづくりを行う会社である合同会社sofoが設立(神脇さんと宮崎さん、池袋・南相馬・釜石の他拠点居住を実践されている堀越さんの3名により設立)。合同会社sofoが1Fのカフェ「sofo cafe」を直営し、2Fは東谷さんがゲストハウス「あずま家」として、2019年夏にオープンしました。

シェアオフィス、カフェ、ゲストハウスのリノベーションの際には、市内外問わず非常に多くの方がDIYなどのお手伝いやご資金の応援をしていただきました。まだ数店舗という小さな始まりにすぎませんが、シャッター商店街の再興、新しい暮らし方働き方の例として、オープン後には多くのメディアに取り上げていただき、事業者や自治体の視察地・研修地として足を運んでいただくことも多くなってきました。

DIYの様子

​釜石・仲見世の未来

2020年5月現在、二つの物件で新たなプロジェクトが始まっている以外にも、2019年11月にリノベーションスクールを実施したほか、プロジェクト一覧にあるような、大学生が企画から実施まで行ったお絵かきのイベントや、石を活用したイベントなど、「やりたいを叶える」場所としても活用されつつあり、新たな動き・活動が仲見世から生まれております。

仲見世でのまちづくりの活動に関わってみたい!仲見世でイベントを開催したい!という方、仲見世で出店を行いたい!という方がいらっしゃれば、合同会社sofoや仲見世リノベーションプロジェクトメンバーが、イベントやリノベーションのサポートをさせていただきますので、ぜひお気軽にご連絡ください。

仲見世お絵かき大作戦
これからの仲見世

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